地下水管理と住民の取り組み

3 市の決定と議会への報告

市水道部は、平成18年12月21日、市議会建設水道常任委員会に、平成19年3月末日をもって、槙島・開浄水場の2浄水場を休止し、府営水に切り替えるとの方針を報告した。休止理由は、経費と水質の2点で、水質については、環境省の指導があったと説明していた。地元からすると全く突然の提案だった。

<資料3> 建設水道常任委員会資料(<資料1>と同じ)

(1) 両浄水場の給水人口と戸数、給水能力と1日配水量
槙島浄水場 1333戸 3402人
計画能力2700トン /日 平均配水量810トン /日 

開浄水場 910戸 2324人
計画能力1500トン /日 平均配水量690トン /日   

(2) 休止理由
【1】 更新費用の増大(各設備更新費用合計)

槙島浄水場 7300万円 建設後23年経過し施設の老朽化が進行。
開浄水場  6700万円 建設後28年経過し施設の老朽化が進行。

(3) 地下水の水質悪化

槙島浄水場 浄水において基準を満たしているが、原水に鉄・マンガン・テトラクロロエチレン等が含まれている。薬品使用量は宇治浄水場の約2、2倍。
開浄水場  浄水においては基準を満たしているが、テトラクロロエチレン・トリクロエチレン等が含まれている。

◆この資料では、開浄水場も休止と記載。さらに、自己水の計画能力が4200トン /日 減少するが、現状能力を確保する方向で検討すると付記されている。(資料2では開浄水場は廃止と記載。また、廃止・休止後の措置として、府営水へのシフト替えが必要とあり、自己水確保は全く触れられていなかった。)

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