地下水管理と住民の取り組み

おわりに

 命を育む水は、この地球上にわずか3%しかない。そのうち氷河の氷の部分が一番多く、次に地下水、湖。川の水はたった0.0001%。地下水の希少価値を再確認することが必要だ。 水は文化のもとでもある。美味しい京都の地下水が、「京料理」を維持してきた。

「地下水管理の向上のためには、地域の多様性(地下水の物理的特性や社会経済状況)を考慮した上で、科学的知見や知識を共有していくこと、専門家を含め行政とステークホルダーの協同が、重要で有効」(第4回世界水フォーラム提言 2006年3月17日 メキシコシテイ)と考えられている。

開浄水場だけでなく、市内全浄水場を存続させるためには、行政の見識と受益者住民のつよい意志が必要だ。地下水が地球上の重要な資源であることを関係者が再確認し、地下水保全と管理の向上に向け、ステークホルダーの協同を模索したい。

<資料4 > 開浄水場 原水 水質検査結果

1 2 3 4 5 6 7 8

コメントを書く


※ ニックネーム可

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください