議事録

平成25年10月 決算特別委員会(第6回)

「審査部局」
総務部、健康福祉部、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、介護保険事業特別会計

※ 総務部の審査より

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

歳入のことについてお尋ねをしたいと思いますが、今年度の決算額の歳入合計でいきますと、1.7%の減と。そのうち市民税につきましては5%の減というふうな形でなっておりますが、このことについてはどういうふうな評価なりをしておられるのかどうかと、今後どういう見通しを持っておられるのかについてお尋ねします。

○河上悦章委員長

土肥室長。

◎土肥誠税務室長

市民税の減少要因については、大きく特定法人の法人市民税の関係の減少が大きいものというふうに考えておりますので、これもそのときの社会経済状況に影響してくるものでございまして、特にどのようにしていくとかいうのはなかなか実際は難しいというふうに考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

特に法人市民税の影響が大きいんだということで、市民税については確かに4.4%増になっておりますから、そういうことが大きいかと思いますけども、それについては、ほんなら市としては具体的な対応はできないというふうな考え方ですか。

○河上悦章委員長

土肥室長。

◎土肥誠税務室長

税としては、企業活動のことになりますので、税の立場から何かをするというのは難しいのではないかなというふうに考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

結構です。それと、あと税の徴税コストについてちょっとお尋ねをしたいんですが、これだけの税を集めるのに、徴税コストとしてはどれぐらいの金額が実際かかっているものかどうか、大枠で結構ですからわかれば教えていただきたいと思います。

○河上悦章委員長

土肥室長。

◎土肥誠税務室長

徴税コストでございますけれども、その積算として税関係職員の人件費、需要費、それと歳出還付金、加算金等から府民税の徴収に係る経費を差し引いた額ということで見ますと、7億7,661万6,000円がその経費となります。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ざっと7億7,600万と。これ、概算で結構ですけど、例えば1万円集めるのにどれぐらいのコストがかかってるというふうに見たらいいんでしょうか。

○河上悦章委員長

土肥室長。

◎土肥誠税務室長

市税収入が233億1,892万1,000円でございますので、市税収入に対する徴税費の割合が3.3%となります。1万円でしたら、そのうち330円がその割合ということになります。

 (中略)

 ※ 健康福祉部の審査より

○河上悦章委員長

休憩前に引き続き委員会を再開いたします。木村委員。

◆木村正孝委員

2点ほどお尋ねしたいと思います。まず、成果説明書の101ページ、事項別明細の92ページに記載されております育成学級についてお尋ねをしたいと思います。先ほどから2人ほど既にお尋ねをしておりますので、それ以外のことについてお尋ねしたいと思います。まず、この決算額ですが、この決算額の財政的な内訳といいますか、一般財源については幾らでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

育成学級の運営費、成果説明書で上に上げておりますのが運営費でございます。そして、下が施設整備費、施設整備をした金額でございます。それぞれ歳入が複数当たっておりますので申しわけございません、お時間をいただきました。それぞれ歳入を引きまして、一般財源につきましては1億2,354万円が一般財源ということになります。財源としましては施設整備の補助金ですとか育成学級の協力金、そういった補助金等を控除いたしました額が一般財源ということになります。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ざっとですが、これでいきますと5億1,000万ほどのトータル決算額に対して1億2,300万ということですから、大体4分の1程度が一般財源と見てよろしいんですね。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

トータル3億700万ほどということですので、割合でいきますと3分の1ということになるかと思います。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

わかりました。3分の1ということですね。それと、これを見てますと、大久保と神明がこの間、待機児童が多いということで、今神明小学校の場合も工事をしておられてふやすための方策をしておられると。ことしの予算書でもニーズの多いところについては施設整備をしていくということになっておりますが、今不足している大久保なり神明なりの対応としては、今神明は工事中ですが、大久保も含めて施設整備ということは考えておられるんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

現在の運営につきましては、学校教室をお借りすることで活用して何とか今年度の運営についてはさせてはいただいているということでございます。神明、大久保ともにですね。それで、神明については工事の予算をご可決いただきまして工事に入らせていただきます。大久保につきましては、もちろん先ほどから申し上げておりますように、待機児童の解消には施設整備が第一というふうには考えております。ただ、これまで大久保の入級児童数に少し波がございまして、具体的に申し上げますと、大久保育成学級は定員100人なんですけれども、今年度25年度当初は140人を超える申し込みがありました。非常に多い申し込みでございました。ただ、平成22年度につきましては、93人ということで100人の定員を割っていたことがございます。平成23年度110人、24年度115人というふうに推移してきたものですから、25年度が非常に大きな申し込みがあったということでございます。そこで、施設整備に係るに当たってはもともとの分母となります小学校の児童数の推計等を少し慎重に見る必要があるということで、待機児童の解消策は施設整備が第一とは考えてはおりますけれども、その児童数の推計等を見ながら検討していくということで、現在検討中でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ということで、大久保についてはそういう状態だと。神明については現在施設整備をやっていると、こういうことですよね。神明の場合ですけども、施設整備を今年度でやっておられますけども、最終的にできていつから入級が可能なんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

結果的には今年度内に整備を終えまして、来年度4月1日から定員をふやした状況で入級を受けていくという予定でしております。年度内に工事は完成予定にしております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

施設整備が今年度中かかるんでしたら、それはそうだろうと思うんですが、年度途中での入級は今実施されておられますよね。これは聞いてましたら、12月中にはできそうだという話もあったんですけど、そのあたりは今年度内ということなんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

恐らく神明の整備については今年度いっぱいかかります。年度途中の受け入れにつきましては、育成学級のほうも毎月申し込みがあるもんですから、例えば10月いっぱい受け付けた方について11月1日から受けられないかということを検討してまいります。11月1日現在待っていただいている方がおられるんですが、その方も来月11月1日にはなるべく入っていただくということで、今現在調整をしているもんですから、入れる見込みのある方については待機児童としてなくなっていくということはございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

その点はわかりました。それから、これは定員が1,810人だというお尋ねをお聞きしてるんですけども、現段階で決算の人数からいきますと、まだ1,810人までなってないと思うんですよね。そのあたりの誤差というのはどこのあたりであるんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

20の学級で運営しておるもんですから、先ほど来から大久保と神明等は30人以上超える数を入級受け入れしております。そのほか、学級によっては定員数が例えば50のところ、20名弱であったり、地域によって、学級によって定員に大きく余裕がある学級と、定員に余裕がない、待機をしていただいている学級もあると。そういったトータルの中で、結果的には総定員数に対してはまだ若干余裕があるということでございます。1,810の定員に対して入級数は1,670名弱だということでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

トータル人数の定員とそういう格差、誤差があるということですが、そしたら定員に対して指導員は何人おられて、定員1,810人に対する指導員数なのかどうかお尋ねをします。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

今現在は78名指導員がおります。先ほど申し上げました配置基準ですね、基本的には子供50人に2人ということをベースにはしております。ただ、学級の運営を見て、極端な話、例えば支援を要する児童が多い場合ですとか、一般的な言葉で申し上げますと、落ち着きのない学級等ではアルバイトさんのいわゆる支援加配の職員さんをつけたりというふうなことで工夫はしてまいっているところでございます。正職という表現がどうかありますけれども、正規の非常勤嘱託が育成学級指導員の身分なんですが、正規の非常勤嘱託とすると、今は78人の体制をやっております。ただ、若干学級によっては本来の人数であればもう少し配置をすべきところを、学級の状況を見て配置していない学級もあります。実際、運用面は各学級の運営状況を見ながら毎月配置について決めていっているというのが実情でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

そのことについてはわかりました。要するに、非常勤嘱託が正規の職員というか、これは78名で、あと加配のアルバイトがおられると。この嘱託の現在の78名という基本的な数は、定員の1,810人ということを基準にしてつくられてるんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

基本的には、その定員数をベースには考えております。ただ、具体的には、例えばですけど、今後申し込みを受けまして、実際4月1日の入級児童者を決定する際には、先ほど申し上げた学級での配置基準等を考慮しまして、職員の配置の数についてはまた変えていくということは想定されます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

といいますのは、国のガイドラインでは1学級40人が一つのガイドラインだと。宇治市の場合は現在50名で2名というふうにしていると。これが1つですよね。片方で、いただいている資料の育成学級の20年度から24年度までの実績数値を見てますと、ずっと育成学級の児童数はふえてきていまして、入級率も19%ぐらいから22%近くになってきてずっと年々上がってきているということですから、これは児童数はふえていく傾向にある。そういう意味では今施設整備も含めて必要ですが、同時に指導員の方の体制も必要ではないかというふうに思うんですけど、そのあたりについてはどのようにお考えなんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

入級児童数に応じて体制もこちらも組んでいきますので、例えば近年の指導員の数で申し上げますと、4月1日現在でございますが、平成22年度4月1日71人体制でスタートしております。平成23年度は73人、24年度は75人という体制でスタートしておりますので、そこは先ほど申し上げたように、実際の学級の状況等も考慮いたしますが、基本的には宇治市の配置基準に基づいて職員も配置はしているということでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

よくわかりました。そしたら、級数なり人数に応じて指導員については増員しておられると、配置をしておられる、こういうことですね。そしたら、今後もそういう学級数がふえてくれば指導員の数もふやしていくというお考えでよろしいでしょうか。
それと、もう一つ、先ほど鳥居委員もお尋ねでしたが、きょう言うてきょうすぐに指導員というのが可能なのかどうかですね。当然、研修の問題とか子供さんに対する対応ですから、一定のそういうものが必要ではないかと思うんですが、この非常勤嘱託のある種の研修なり、実際に子供さんの面倒を見ていただくことに対してすぐに対応できるもんなんでしょうか。あるいは一定の期間、例えば実際やってもらってその中で研修というか、現場で実際のやつをやった上で正規の人数になっていくというふうに考えるんでしょうか。そのあたりはどうなんでしょうか。

○河上悦章委員長

遠坂室長。

◎遠坂尚子育て支援室長

実際の現実面でいきますと、本当におっしゃるように、1日から採用してすぐ学級で40人なり50人以上の子供たちの相手をするというのは、なかなか技術的にも難しい部分がございます。ただ、配置に当たってはもちろんこども福祉課も研修はいたします。いわゆる中堅クラスの指導員からの学級運営上の指導といいますか、申し送りというのも時間を近年特にとるようにはしております。制度としては雇用してから1年間については指導員補ということにしてますけど、1年間は研修期間というのも少し表現が悪いかもしれませんが、1年間は指導員補さんという扱いでいろいろと技術なり、子供への接し方については研修なり提供をしていくという扱いで配置をさせていただいているということでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

わかりました。そういう形で突然じゃなくて、一定の期間の中でそういうふうな体制がとられているというふうなことでお聞きしましたので安心をいたしました。これについてはこれからもそういう体制でお願いしたいと思います。育成学級についてはそれで結構です。
2つ目にシルバーホンのことについてお尋ねをします。これは既に2名の方が聞いておられますので、それ以外のことでちょっとお尋ねしたいと思いますが、まずシルバーホンの傾向につきましても、このデータを見ますと平成19年で700件ぐらいだったものが、21年には800件を超え、24年度にはほぼ900件近くになってきているということで、非常な増加率だと思うんです。先ほどの山田主幹の中でも1,000件ぐらいはいくんではないかというふうな見通しを述べておられましたけれども、これは一つの増加傾向としては非常に激しいといいますか、急激に増加してるんではないかと思うんですが、そのあたりについてはどういうふうに見ておられますでしょうか。

○河上悦章委員長

山田主幹。

◎山田雅彦健康生きがい課主幹

ここ5年間ぐらいを見ますと、ちょっと波が増加傾向にもありまして、一定平成22年度には大分伸びましたけれども、その後、ここ数年間につきましては、微増という形というふうに認識しております。それは新規設置が約100台ぐらいございますけれども、対象者が65歳以上の方で加入いただきまして、お亡くなりになるケースで増減されているものと認識しております。ただ、先ほども申しましたように、高齢者自体がこれからさらなる増加傾向になってございますので、約1,000件近くというふうには考えておりますし、もともと独居高齢者の方々の総数がかなり多い中で一定さらなる周知をしていって、制度として利用していただくように働きかける必要は市のほうでこれまで以上にあるかというふうに認識をしているところでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ちょっと言いますと、19年から23年度のデータがここに出ておりますよね。これで見ますと、19年度が700件ちょっとから21年には870までふえて、22年には890まで来たということで、決して横ばいということじゃなくて、かなりの伸びとしてはふえてるんではないかと思うんですよね。そのあたりのことで、実は先ほどちょっと確認をしたかったんですけど、それはどうですか。

○河上悦章委員長

山田主幹。

◎山田雅彦健康生きがい課主幹

委員ご指摘のとおり、この5年間の設置数で申し上げますと、平成20年度から21年度に83件がふえていると。その後については、21年度から22年度に至りましては17件というふうな形で、22年度末におきましては890件という形で今と変わりませんけども、急激にふえる年もありますけれども、相対的に申し上げますと、これ以前の資料は今持ち合わせておりませんけども、かなりの増加傾向にあるというふうで認識は一致してるかなというふうに存じております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

それで結構です。その上で、今サービス内容の拡充を図ってきたというふうなことで、実際のシルバーホンにつきましては、あの電話の中に相談というのと緊急というボタンがあって、具体的な消防の関係については先ほどお答えいただいたんですが、それ以外のサービス内容の拡充を図ってきたと。大阪ガスのセキュリティーセンターと契約をしてきたというふうなお話が先ほどあったんですが、これはどういうふうな中身としてサービス内容については予定されてるんでしょうか。

○河上悦章委員長

山田主幹。

◎山田雅彦健康生きがい課主幹

大きく2つございまして、まず1つ目でございますけれども、これまで加入されている方はもしものときに緊急ボタンを押されるという、動き出しが加入者でございました。月1回ではございますけれども、委託業者から加入者全員にお電話をかけさせていただきまして、最近のお体の状況等を聞かせていただく、いわゆる安否確認というサービスが1つ目でございます。
もう一つにつきましては、相談ボタンがございますけれども、この相談ボタンを押していただくと委託業者のコールセンターというところにおつなぎができます。そこには看護師や保健師といった専門的な職種の者が配置されておりまして、そこで普段の健康相談を受けられるということでございます。順次、既存の約900件について切りかえ接続工事というのを今進めているところでございますけども、早速この相談ボタンを利用されてる中で、例えば服用している薬を飲んでるけれども、なかなか体が治らないとかいったときの相談というものを委託業者からその内容について、どんな相談があるのか聞いてるところでございます。以上でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ということは、安否確認と日常的な相談業務というのが委託されている業務内容やということですよね。これは900件あるんですが、全てが大阪ガスのセキュリティーセンターというところに1カ所につながってるんでしょうか。

○河上悦章委員長

山田主幹。

◎山田雅彦健康生きがい課主幹

基本的に緊急通報というのは従来どおり、消防本部の指令のほうにつながる形になってございます。それと、相談ボタンについてはコールセンター、これは委託業者のコールセンターでございます。あと、電話はかかってくるほうですけども、かけるほうは委託業者の大阪ガスセキュリティーサービスという形になってます。一応全ての対象者はそのように今進めているところでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

そうしましたら、これは基本的に日常的に委託業者--日常の分ですよ、消防本部以外の分は委託業者ということになってるんですが、この委託業者と市の関係性はどういうふうになってるんでしょうか。具体的に言いますと、業者からこういう相談を受けたけども、言うたら行政にかかわることも含めてどうしたらええんやろうか、あるいはこういうことについてはどう対応したらええんやとか、当然そういうことはあり得ると思うんですけど、市と業者との関係性というか、そのあたりはどうなってるんでしょうか。

○河上悦章委員長

山田主幹。

◎山田雅彦健康生きがい課主幹

市から委託業者にお願いをしているわけでございますけども、事務的な機器のメンテナンス、小修繕などにつきましては従前から職員のほうでNTTと調整して現場に行ったりして対応しておりましたが、それらのメンテナンス管理をまずお願いしているものがございます。それから、利用者との関係で申し上げますと、例えば先ほど主に2つ大きく拡充した、お願いしている部分のまず報告をいただきます。当然相談の件数が月単位で何件であったか。それから、逆に電話をかけられてちゃんとつながったんかどうか。これも月単位でいただきます。それがスムーズに進むのが一番いいんですけれども、そういった中で緊急で業者のほうとやりとりをする場合につきましては、例えば電話を何回かかけたけどもつながらない方なんですというような場合は市の健康生きがい課のほうに早急に連絡をいただきまして、うちのほうでその方の情報を把握した上で、例えばすぐ訪問するだとかいうふうな動き出しが必要になってくることもあろうかというふうに考えておりますので、その準備を調整していくというふうな形で今考えているところでございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ということは、業者だけでは対応できないといいますか、そういう心配のあることを含めて必ず市のほうへ連絡があって、そのときには市のほうで対応すると、対応できると、そういう体制になってるということでよろしいんですね。わかりました。
それと、これは実際に先ほどの矢野委員のほうからも出ておりましたが、孤独死とか、最近非常におひとりの方がふえてまして、そういう方々にとりましてはこのシルバーホンというのが非常に安心ができる設備というか、そういう意味でとても喜んでおられるんですよね。近所の方でしたら、僕らも地域の人間も日常的には声かけをしたりして確認はするんですが、特に夜なんかはそういうふうになりませんから非常に安心されるというか、心強い味方のような役割を果たしていると思うんですよね。この中で、そういうふうなことを心待ちにしてやっておられる方がたくさんあって、これからもふえていくと思うんですけど、これは実際に申し込みをされる人数が対象からいうとまだまだ少ないように思うんですけど、このあたりの取り組みはどういうふうにしておられるんでしょうか。

○河上悦章委員長

藤田室長。

◎藤田佳也健康増進室長

今、主幹のほうからも説明させていただきましたように、このサービスの内容を拡充したことによって、従来の一方通行ではなくて委託業者ではありますけども、月1回の安否確認ですとか相談ということで、その中で把握をした問題のあるケースについて市が対応するという新たな機能が加わったことで、従来以上に今おっしゃられた孤立死だとか孤独死だとか、そういうことに即座に対応できるかどうかはいろいろありますけども、そういう機能を持ったことは間違いがないと思いますので、従来以上に積極的にこちらもPRをする中で、ホームページまたは市政だよりを通じて、またきょうもたくさんの委員さんからご意見をいただいておりますので、皆さんを通じてでも地域の皆様にお知らせをいただく中で、もっともっとたくさんの方にご利用いただくことがいいのではないかなというふうに思っております。こちらとしてももっと積極的にPRをしていきたいというふうに考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

実際の対象者からいきますと、まだ5分の1ぐらいですかね、本来つけてもいい方が。それぐらいですから、2割ちょっとということですから、まだ8割の方については、まあ、必要ない方はまだいいんですけど、そういう意味でいいますと、これからもっと広がっていって安心をされる方々がふえるほうがいいと思うんですよね。実際にご存じない方も結構多いんですよ、聞いてみますとね。そういう意味では、今のサービスが拡充されて双方向の対応ができるということも含めて安心性が高まっているわけですから、ぜひこれについてはより取り組みを広げていただきたいなと。具体的に言いますと、自治会あたりにそういうふうな制度があって、これについてはぜひ利活用いただきたいというようなことも自治会のほうと対応されてもいいんではないかというふうにも思いますので、私の地域では、定期的にそういうふうなことについては自治会役員会でそういう制度があるよということを含めて話はしておりますが、市のほうからもっと全市的にアピールされてもいいんではないかというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いします。以上です。

 (中略)

※ 国民健康保険事業特別会計

○河上悦章委員長

これより質疑を行います。質疑のある方は挙手願います。木村委員。

◆木村正孝委員

1点だけお尋ねをしたいと思いますが、いつも国保の財政につきましては、この間ずっと引き下げの提案もしておりますが、いつも見通しが結果としては予定より違って黒字の金額がふえて、それをまた基金に積むと、こういうことの繰り返しをしておられるわけですよね。単年度会計だという基本的な考え方はありながらも、途中からいつの間にか当初の基金の金額をふやしていくというようなことも含めてやっておられますが、この間、同じようなことの繰り返しをしてるわけですけども、今回の決算についてもそのあたりの、この間、いろんな議論されてきたことを踏まえて、どういうふうにお考えなのかをお尋ねをしたいと思います。

○河上悦章委員長

塚本課長。

◎塚本能崇国民健康保険課長

今ご質問いただきました点ですけれども、毎年1月に国保運営協議会を開催いたしまして、そちらで決算見込みを出させていただいて、いざ決算を打つと、私どもの思っていた見込みよりも多くの交付金等をいただきまして黒字になってると、そういうのがここ数年続いているというのは認識しております。おっしゃるとおり、単年度収支で当初予算は組みますので、こちらのほうにつきまして見通しが甘かったと言われればそれまでかもしれませんけれども、私どもはその時点時点での見込みとかを出させていただいておりますので、この分につきまして、黒字のほうの見込みが甘かったと言われれば、私どもはこれ以上に精査してもう一度きちっと、今までが間違ってたというわけではないと思いますけれども、こういうふうに黒字が見込みよりも最終決算が終わったらふえておりますので、その分につきましては、今後も引き続き決算見込みにつきましては精査していきたいと思っております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

あのね、あんまり同じこと繰り返したくないんですが、見込みが甘かったから黒字がふえたという、このことは何年も同じことをおっしゃってるわけですけども、実際に仕事をしてる観点から言えば、1回そういう甘かったということがわかれば、次は少し見通しをどうしようかということも含めて精査をされていくものだと思うんですよね。確かに支出のほうの病気なり、病院へ払うお金が予定よりも少なかったと、これもこの間ずっと言われていることですけど、そのあたりも含めて、見込みについては精査をされるのが普通だと思うんですよ。皆さんも仕事のプロですから、いつも当初よりは見込みが甘かった、甘かったというふうなお話をいつまでも続けてることについては、ある面で非常に不毛な議論だと思いますので、そのあたりについては当然入と出を含めて、もっと精査をしていけば、そのあたりについては少し是正は可能ではないかというふうに思えるんです。その中で、例えば今の国保は非常に高いというのが市民の実感としてありますから、現実問題として払えない方がふえてるんですよね。実際に滞納額もふえておりますし、この3年間ずっと調べましたけども、そういうことも含めてやっぱり市としては考えるべきではないかというふうに考えるんですが、いかがですか。

○河上悦章委員長

塚本課長。

◎塚本能崇国民健康保険課長

見込みにつきましては、やはり私どもはその時点での正しいと思う金額で見込みを出させてもらってます。その結果、以上を国から負担金とか補助金が来るということを見込むのはなかなか難しいですけども、本来は1申請して1来るべきものが多くいただいてると。それは国の全体の動向とかありますので、国の補助金とかですから、そこら辺はなかなか難しいということはご理解いただきたいなと思っております。
確かに保険料のほうですね、滞納者がふえてるといいますか、収納率は確かに落ちているという事実はありますけれども、やはり保険制度、社会保障制度という保険制度の中で、私どもは事業の安定的な運営をしていかなければならないと考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

これで終えますが、滞納者もふえてるし、不納欠損額もふえてるという現状を踏まえて、そのあたりについてはきちんとした対応をしていただきたいということを要望しておきます。以上です。