議事録

平成25年10月 決算特別委員会(第4回)

「審査部局」
建設総括室、建設部、都市整備部

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

何点かお尋ねしたいと思います。
まず歳入についてですが、事項別明細の12ページ、これは市営住宅の総額が入っておりますけれども、これの対象戸数は何軒だったのでしょうか。これが1点目です。
それから2点目が、同じく事項別明細の22ページの社会資本整備総合交付金ということで、これはずっと見ますと、補助率なり交付率が10分の5.5であったり2分の1であったり、ウトロの場合は10分の4.5であったりとこういうふうに違いがあるんですが、この補助率なり交付率の違いというのは、基本的に国のメニューの中で一括で決まっていると思うんですけど、その考え方はどういうようなことになっているんでしょうか。
まず歳入について、先にお尋ねします。
もう一つ、同じく27ページの、京都府未来戦略一括交付金ということが、それは建設部、それから都市整備部両方に出てきておりますが、これはどういうふうな交付金なんでしょうか。
3点お尋ねします。

○河上悦章委員長

福留課長。

◎福留啓勝住宅課長

住宅の使用料の収入等の関係ですけれども、宇治市の市営住宅、現在623戸ございまして、そのうち特別公共住宅5軒がございますので、それを引いた618戸が市営住宅の戸数となっております。ただ、現在10戸ほどの空き家等が発生しておりますので、それを引いたもので使用料が入っているかと思います。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

618戸の中の引いた分て、どういう意味ですか。この要するに決算額の基礎になっている戸数は何戸かとお尋ねしたんですけど。

○河上悦章委員長

福留課長。

◎福留啓勝住宅課長

今こちらのほうで調べておりますので、後ほど、失礼します。

○河上悦章委員長

静川参事。

◎静川豊建設部参事

社会資本整備総合交付金でございますが、従前からございますそれぞれの道路関係でありますとか街路関係とか、大きくそういう分け方、昔で言います都市局、道路局というのが所管の補助金がございまして、その中で道路関係につきましては、従前から10分の5.5という補助率で補助をいただいていると。その流れというふうに、平たく言えばご理解いただけたらと思います。

○河上悦章委員長

後藤課長。

◎後藤庸太交通政策課長

京都府未来戦略一括交付金でございますけれども、これは京都府から一括して渡される交付金でございまして、市を上げて戦略的に行っていく、そういうふうな事業に対していただけるものということでございます。以上でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

ちょっと意味がわからない。今の、どういう意味ですか。

○河上悦章委員長

後藤課長。

◎後藤庸太交通政策課長

申しわけございません。市で行っておりますいろいろな事業のうちで、京都府さんが決めておられる、こういう交付金にふさわしいという事業に対して一括で交付され、あとこれは財政当局のほうで配分されるというものと聞いております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

非常にわかりにくいんですが、未来戦略交付金というのは、今見ていましたら、建設部と都市整備部とそれぞれ係るところでいろいろ出ていますよね。だからそういう意味で、その府の中でこういうふうな区分があって、こういう交付金なんだという区分があると思うんですけど、そのことの趣旨みたいなのを聞いているんですけど、余りわからないんですか。もしきょうはっきりしなかったら、また後日でも結構ですけど。

○河上悦章委員長

後藤課長。

◎後藤庸太交通政策課長

後ほど確認しまして、ご回答させていただきます。よろしくお願いします。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

あと、今の交付金の中で、道路関係、基本的に10分の5.5ということですが、このウトロ地区の住環境改善といったら10分の4.5と、これは何か大きな違いがあるんでしょうか。

○河上悦章委員長

中野次長。

◎中野雅夫建設部次長

ウトロの場合につきましては、地域住宅交付金ということでまたメニューが違いますので、そちらのメニューを使いますと、こちらのリストということでございますので、よろしくお願いいたします。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

要するにメニューが違うからということで、逆に金額が補助率が少ないと、こういうことなんですね。わかりました。結構です。

○河上悦章委員長

福留課長。

◎福留啓勝住宅課長

どうも失礼しました。先ほどの住宅戸数ですけれども、公営住宅618戸ございますので、そのうちの7戸が空き家でございますので、611戸の住宅についての使用料の入でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

わかりました。ありがとうございます。
それでは次に、歳出のほうについてお尋ねしたいと思います。
1つは、成果説明書の162ページから167ページ、1点目ですが、この道路の改良事業費ということで、それぞれ各整備事業費がずっと出ておりますけれども、これは宇治市の中で随分それぞれたくさんあると思いますが、こういうふうに決算で今回やられた、こういうふうなことの優先順位というようなものはあるんでしょうか。

○河上悦章委員長

静川参事。

◎静川豊建設部参事

道路の整備でございますが、地域的にご要望いただいているところもございます。またそれを受けまして、市のほうで改良の必要性についてまず検討するということがございます。その中でも大きく政策的な路線、例えば都市計画道路であるとか、広域な幹線もしくは幹線の補助道路、そういったものについての整備というのは、現在でいいますと5次総合計画の中期計画で位置づけて、路線ごとにやっていっているということでございます。今後の見通しでございますが、都市計画道路の見直しが、ご存じのようにもう一定終わりましたので、今後市内の道路についてどうあるべきかというのが現在検討しておりまして、その中で道路整備プログラムということで、整備についても一定、全体的な、市内全域の道路につきまして検討進めているという状況でございます。それができ上がりますと、そういったものを受けながら整備の順位、そういったものについても考えていきたいというふうに思っております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

今までの考え方について、よくわかりました。これからについては、全体で見直すということの中で整理がされるということですが、例えばJRの複線化に伴って、さまざまなところでそういう道路整備が必要性が出てくると思うんです。例えば、踏切の関係も含めてありますけど、小倉の南陵町のところの踏切、それから伊勢田の踏切、それに絡む渋滞。今でも夕方になるとすごい渋滞をして--旧の24号線、府道方面にはみ出しておりますけれども、このあたりはこれから複線化で本数がふえますと、さらに混雑することは十分考えられるわけですけど、その辺りについての考え方はいかがでしょうか。

○河上悦章委員長

静川参事。

◎静川豊建設部参事

今ご指摘のように、複線化という機会を逃しますと、次の整備というのは難しいということも1点ございますし、なおかつ複線化と合わせてJRさんと協議をさせていただくということは、単独での協議よりもよりスムーズにいくんではないかというふうに思っております。ただ、今ご指摘の路線につきましては一部京都府さんの路線もございますし、市が管理する路線でも、先ほど申しました全体的な車の流れとかそういったものを検討する中で、改良の必要な路線についてはJRさんにも要望をしていく必要もあるでしょうし、なおかつ市の財政状況もやはり見ながら、全てできれば一番いいんですが、そういうわけにもまいりませんので、どの路線が本当に必要なのかということを絞り込む必要があろうかと思います。今後複線化に向けまして、一方、道路管理者としてどういった改良が必要なのか、またどういう費用で行っていくのかということも含めまして、複線化の機会に検討はさせていただきたいというふうに思っております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

わかりました。今のやつはそれで結構です。
あと、街灯の関係で、先ほど荻原委員から出ておりましたが、街灯の整備についての基本的な考え方を少しお尋ねしたいんですが、これからの街灯の整備につきましては、1つは環境対策という面、それからもう一つは災害対策という面、それもあわせて、まちづくり全体の中のテーマとして非常に大きいものがあるんではないかと思うんです。これまでの中で、例えばソーラーシステムを含めた街灯、それから場所によりましては小水力発電とセットした街灯、こういうことも当然テーマになると思うんですけども、そのあたりの考え方、いかがでしょうか。

○河上悦章委員長

古園課長。

◎古園正弘維持課長

街灯につきましては一定現在整備をされておりまして、一部まだ十分じゃないところもあるわけですけども、今後は先ほどのご質問がありましたように、LED省電力化、そういったものを積極的に導入していきたい。交換する場合、そういったものに交換をしていきたいというふうに、今現在考えておるわけなんですけども、あと防災的なというか、例えば避難路、そういったものにつきましては、災害時に停電した場合にソーラーが有効だという--以前もご質問いただいているわけですけども、そういった面に関しましても、一気に導入は難しいですけども、徐々にそういったものの導入をやっていきたいというふうには考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

今の、電力を減らすという環境対策の面でいきますと、LEDというのは一つの大きなアクセスが、設備投資が非常に高いというふうなことだったり、それから街灯、そこの場合の有効性なり含めてこれから出てくると思うんです。それから今おっしゃったソーラーシステム、特にこれは避難路につきましては非常に重要なポイントだと思うんですが、同時に災害が起こりますと、やはり地域全体が暗くなるわけですから、公園なんかも道路沿いは非常に狭いということも前ありましたけど、公園なんかはそういう意味では非常に場所もありますから、そういうことも含めてご検討いただきたいなというふうに思います。
それから小水力発電、これも最近あちこち、全国的に随分ふえています。さらには技術的にも随分よくなって、非常に小さな流れで水力発電が可能だということで、実はこの夏に高島市のほうの現地を見てきたんですが、一定の水量があれば小水力発電も可能ですし、それが地域の街灯と連動していますから、ぜひそのあたりもご検討いただきたいなということを、意見だけ申し上げておきます。
それからこれは最後になりますが、公園管理のことについて、お尋ねをしたいと思います。明細書の178ページです。これは公園緑地課の関係で管理しておられる公園数、これは次の179ページにあります3つの大きな公園の管理委託をしておられますけれども、それ以外の課で直接管理しておられる公園なり遊園、この数はどれぐらいあるんでしょうか。

○河上悦章委員長

太田次長。

◎太田昭都市整備部次長

説明書のほうにも書いておりますとおり、市内497カ所の公園のうち、まず400カ所余りにつきましては、地元の自治会等に管理をお願いしております。あと残り90近い公園につきましては、公園緑地課のほうで管理をしております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

次に、この90近い直接の公園管理については、もちろん90の公園管理そのものを、どういうふうな形でやっておられるかということが1点と、もう1点は、この公園管理全体に係る仕事をしておられる職員数、さらにその中で樹木の管理をするわけですから、当然緑化推進も含めて片方で考え方出されておりますけれども、そういう専門家の方がいらっしゃるのかどうか、それについてお尋ねします。

○河上悦章委員長

太田次長。

◎太田昭都市整備部次長

答弁のほう、前後して申し訳ありません。
まず、職員数のほうですけれども、我々土木技師7名おります。その7名につきましては、植栽の管理の研修も受けておりまして、そういう知識を十分に生かして、残りのところを対応させていただいているということでございます。
それと、どういうふうな形で管理しているかということですけれども、日々の業務の中で、いろいろな形で業者発注とか積算なんかもやりますけれども、それ以外に、職員のほうで直接できるものにつきましては、日々そういう状況パトロールをしまして対応しているということが現状でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

今、植栽の専門家がおられるということで7名ですか。それでこの基本的考え方をちょっとお尋ねしたいんですが、この400カ所については、地元自治会、町内会との関係の中であると。90については調整でやっているということなんですけど、実は最近地域の公園の中で、塔の島と同じような状態になって、かなりの本数、これは全部で11本伐採をされたという公園があるんです。それでこういう伐採をしていくということについては、その間、塔の島の問題も含めて、樹木の管理ということについては非常に重要なポイントになっていると思うんですけど、全体的に公園の管理なり樹木の管理って非常に難しくて、近くの人は、落ち葉がたくさん落ちる場合については何とかしてほしいというふうに言われるし、片方では、それを残してほしいということもあって、非常に利害が難しい課題だと思うんです。ところが、そういうふうなことを実際管理しておられる中で、自治会との関係も含めて、その自治会の側はそれほどよく現状をわかっていないですよね。市のほうは専門家がおられると、こういうことですよね。そういう中で、この一遍に11本の木が伐採されて、もう塔の島と同じような状態になっていることについて、公園緑地課としてはどういうふうに考えておられるんですか。

○河上悦章委員長

太田次長。

◎太田昭都市整備部次長

公園の剪定とか伐採につきましては、あくまでも地元の要望をまず受けまして、その中で地元の方々と協議をいたしまして、これは伐採しましょう、これは剪定しましょうということで、あくまでも地元の方とその辺は十分協議した中でお話をさせていただいています。ただ、中には、実際この木を切って、切った後のイメージというのがなかなか湧かないという部分もあって、確かに切ってから、あれ、こんなはずじゃなかったんかなというような思いを持たれるケースもありますけれども、我々といたしましては、あくまでも地元の方々のご要望の中で、それに向けて対応させていただいているというのが基本的な考え方でございます。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

地元との関係があることはよくわかるんです。ところが、地元の側から言えば、それほど詳しくわかっていないわけですよね。片方で、公園緑地のほうは専門家がおられる。この伐採のことについても、いろいろお聞きをしますと、10年後の公園を考えて、専門家の方は考えてやったと。ところが実際の地元の側は、それほどの長期で考えていない。そしたら、もう一遍に丸坊主になってしまって、一体どうなったんやと、公園がぐちゃぐちゃやんかと、こういうことになるんですよね。だから、そういう意味で要望というけども、専門家から見てそういうイメージがわかるわけですから、そのあたりの丁寧な対応というかそのあたり含めて、少しまだ考え方が不十分ではないかと思うこともあるんですけど、そのあたりはいかがですか。

○河上悦章委員長

太田次長。

◎太田昭都市整備部次長

不十分ではないとは私のほう、理解しております。あくまでも地元の方々とお話をさせていただいて、あの木はこうしましょう、ああしましょうというような形で対応させていただきます。ただ、先ほども申し上げましたけれども、実際その木を切ったことによって、また剪定したことによって、地元の方々が思い描いておられるイメージと、我々が思っているイメージ、そこのところに大きな開きがあると。またできるだけ丁寧に、伐採とか剪定をする場合には、地元の方々には丁寧にご説明させていただいた上で対応させていただいているつもりでございます。ただ、その辺が地元としても、なかなかそこらあたりが読み取れない、もしくはイメージが湧かないということでありましたら、我々、もっと丁寧な形でその辺の作業の手順等説明していかなければならないというふうに考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

地元と話をしてとおっしゃるけど、先ほど言いましたように、それほど地元はよくわかっていないですよ。それこそ木1本伸びるのに15年、20年、30年という木がたくさんあるわけですよね。切ってしまえば、これは正直言って、生えるまでに10年以上かかるわけです。だから担当の方は、例えば10年後を考えてやったと。10年がたったら、少しは伸びるやろうという前提で考えているということですけど、正直言いまして、地元の住民は10年後なんてイメージなんか考えていないですよ。そのあたりの詰めが、実際にどうしてはるんかなと。実際に丸坊主になってしまっていますよ。もう塔の島と同じような状態ですよね。これ、実際にこれからどうしていくんやということで、地元としては、その植栽を含めて検討に入らないかんことになっているんですけど、このあたりのことについては、もう少し管理のあり方について、少しまた地元も含めて一度整理をさせてほしいと思うんですけど。
あと、これ切った後の植栽というのは、公園緑地課はしておられるんでしょうか。

○河上悦章委員長

太田次長。

◎太田昭都市整備部次長

植栽につきましては、当然やっております。これも当然地元の方々とのお話し合いの中で、例えばこういう木を植えてほしいとかいうようなことがありましたら、当然私どもといたしましても、予算の範囲内で対応していきたいというふうに考えております。

○河上悦章委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

最後にしますが、一遍に11本の木を一斉に伐採するなんていうことは、普通はちょっと考えられないです。だからそういうふうなことの経過も含めて、慎重な対応をお願いしたいと思いますので、これからのことも含めてよろしくお願いします。以上です。