議事録

平成24年3月 予算特別委員会(第7回)

「審査部局」

健康福祉部、

○関谷智子委員長

健康福祉部の審査に入りますが、説明、答弁については簡潔、明瞭、的確にしていただきますようお願いいたしておきます。

それでは、後日報告を受けることとなっておりました生活保護の申請の際の誓約書の件について説明を求めます。土屋副市長。

(中略)

○関谷智子委員長

休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

改めて申し上げます。先ほどの議事進行に関しましては発言者と協議の上、精査させていただきますのでよろしくお願いいたします。木村委員。

◆木村正孝委員

まず、最初にお尋ねしたいのは、先日も言いましたが、こういう文書がつくられて決裁されるような流れがあると思うんですね。まず、こういう文書が突然、個人個人によってつくられているということがわかったわけですけれども、このような文書は全く個人的につくられて、行政全体としては知らなかったということが説明されていますが、そのことも含めて今回のことに対する起案、当然、生活保護の決定をするには文書としての起案処理が必要ですから、そのことの決裁までの流れが今回どうなっていたのか、これについてまず1点目、お尋ねをいたします。当然、今、きょうの中で新しく、昨年の11月9日から既に同じような事象が起こっておりますから、そのことの決裁は片方で済んでいるんではないかと思うんですね。今回のやつはまだかもしれませんけれども、既にこれまでのやつについて、まずそのことについてお尋ねをいたします。

○関谷智子委員長

西村課長。

◎西村公男生活支援課長

3月1日の事案につきましてはただいま手続中ということで、まだ決裁はしておりません。

(「前のやつ、今までの」と呼ぶ者あり)

◎西村公男生活支援課長

1月の事案については既に決裁をしております。その中では誓約書は本人が自己で保管していたということを認識しております。本人が自分で保管していたということが事実です。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

僕は今、AさんだけやなくてBさん、Cさんのことも含めてお尋ねしているんですね。一番古いのがBさんの去年の11月9日、その後同じく12月13日、きょう報告受けましたね。さらにCさんはことしの2月23日、さらにBさんは2月27日というのが前段があって、今回の3月1日と。だから、そのことの決裁はどうなってますかということと、それに全くすべて、今問題になっている誓約書あるいはそれに関連する文書は決裁文書の中についてないのかどうなのか、それをお尋ねしているんです。

○関谷智子委員長

西村課長。

◎西村公男生活支援課長

開始決定の決裁につきましては、先ほどの4件につきましては2件が決定済み、2件が手続中であります。誓約書の文書の決裁につきましては、決裁を一切しておりません。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

もう1回確認しますね。11月9日、12月13日、これBさんの分については、これは決裁済んでいると、これは1つですね。それから、2月27日、これBさんの分ですね。それからCさんの2月23日、それからAさんの3月1日、この3つについてはまだ決裁は済んでないと、手続中ということですか。

○関谷智子委員長

西村課長。

◎西村公男生活支援課長

今、委員がおっしゃったとおり、そのとおり決裁中、手続中、そのとおりです。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

そしたら、改めてお尋ねしますけれども、この11月9日、12月13日、2月27日、2月23日、3月1日、それぞれ起案は上がっていると思いますけども、その中に今回問題になっている資料の1、資料の3というこの誓約書、このものは全くその起案文書の中に入ってないということですか。

○関谷智子委員長

西村課長。

◎西村公男生活支援課長

決裁の中には入っておりません。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

そしたら、ケースワーカーが何らかの意図なり問題があるとわかってたさかいに、その決裁起案に上げずに、意図的に外したということになりますよね。そうでなかったら、本人らが問題ないと思ってたら、当然それは全部一緒に文書として起案に上げるはずですよね。そのことについてはどういうことだったか、本人はどういうふうに言ってますか。

○関谷智子委員長

西村課長。

◎西村公男生活支援課長

現時点においては確認しておりません。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

そしたら、その外したことについて本人に何の確認もしてないと、こういうことなんですね。それ自身大変な問題やと思いますけれども、今、既に発覚しているわけですから、確認してない。そしたら、逆に聞きますけど、なぜこのことについて確認されないんですか。重大な問題でしょう。起案が問題があるということが、その文書そのものがわかってて、起案についてない、ということは意図的に外したということですよね。なら、意図的に外したということは、本人らは何らかの形で目的があったというか、意図があるわけじゃないですか。そのことについて本人らに何も聞いてないということは、僕は不思議なんですけど、どうして聞いておられないんですか。

○関谷智子委員長

佐藤部長。

◎佐藤政紀健康福祉部長

先ほど意図的に外したと思われるが、本人はどう考えていたのでしょうかというご質問で、課長の方が現時点では確認をしておりませんという答弁をさせていただいております。したがいまして、外したのかどうかが、今、現在、確認ができておらない状態でございますので、なぜ確認をしないのかということでございますけれども、まずその前段の部分のところが確認ができておりませんので、ご理解願いたいと思います。

○関谷智子委員長

木村委員。

◆木村正孝委員

部長、済みません、何を言うてはるのですか。きょうの報告の中に、新たにこういう文書をBさんとCさんがとってましたということを報告されて、それは起案にはついてなかったと、本人にそれぞれ聞いた結果としてこういう問題が出てきたと、当然、起案にはついているはずのものじゃないですか。それをつけてないということは、当然、本人は何らかの意図があったか、つけることにふぐあいがあるというように認識したからつけてないわけでしょう。そのことについて何も聞いてないなんてこと、普通、考えられへんじゃないですか。何を言うてはるんですか。

○関谷智子委員長

佐藤部長。

◎佐藤政紀健康福祉部長

申しわけございませんが、そこの部分につきましては、現時点では聞いてはおらないということです。

◆木村正孝委員

そしたら、聞き方を変えますね。そしたら、逆にこのケースワーカーはこのような文書を受益者の方から誓約書をとると、一体それは何で必要やったんですか。あるいはその目的は何やったんですか。

○関谷智子委員長

佐藤部長。

◎佐藤政紀健康福祉部長

なぜとったのかというようなことにつきましても、現在聞けてない状態でございます。

○関谷智子委員長

土屋副市長。

◎土屋炎副市長

まことに申しわけございません。現在、一定の概要ということで報告をさせていただいておりますけども、最後にも書いておりますように、なお、状況等の把握のために調査を継続しているというところでございますので、きょうの時点では、今申し上げた、非常に不十分な点があるとは思いますけども、現時点で報告させていただけるのがこういう現状だということで、なお、調査を継続しているということでご理解いただければありがたいというふうに思うんですけども。

○関谷智子委員長

暫時休憩いたします。

午後4時21分 休憩
午後5時01分 再開

○関谷智子委員長

休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

委員長から当局に対して注意を申し上げます。本日の審査に際しましては十分な答弁が得られず、審査が停滞をいたしております。今後はこのようなことがないように、厳重に注意をいたしておきます。土屋副市長。

◎土屋炎副市長

私どもの大変不十分な答弁で委員会運営に支障をきたしましたことをまことに申しわけなく、心よりおわびを申し上げます。なお、調査継続をしている段階ではございますものの、次回の委員会ではでき得る限りしっかりと答弁ができるように努めてまいりたいと、このように考えております。どうぞご理解いただきたいと思います。

○関谷智子委員長

お諮りいたします。本日の審査については都合によりこの程度にとどめ、21日午後4時から委員会を開き、改めて報告を受けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○関谷智子委員長

異議なしと認めます。よって、本日の審査については次回の委員会で改めて報告を受けることといたします。

以上で、本日の日程は終了いたしました。

なお、本日の委員会での発言については速記録を点検し、不適切な発言等がありました場合は委員長において精査いたしますので、よろしくお願いいたします。

これにて本日の委員会を散会いたします。

午後5時03分 散会